9/3乙女座新月のメッセージ

月のメッセージ

2024年9月3日の10時56分、乙女座で起きる新月のメッセージをお届けします。

影響の大きい天体の動き①

9/2、天王星が牡牛座で逆行を開始します。この逆行は、2025年1月27日まで続きます。天王星は改革や方向転換を象徴する天体であり、そのエネルギーは社会全体や個人に大きな影響を与えます。

天王星が逆行するとき、その影響は内向きになり、改革のエネルギーが外部の状況よりも、個人の内面的な領域で強く感じられることが多いです。この期間、自分自身の独自性や自由を見つめ直し、長期的な変革のための準備を進める機会を得る方もおられるでしょう。

今回は、牡牛座に天王星が位置しているため、この逆行は物質的な安定や価値観、経済的な問題に関連するテーマが強調される可能性があります。突然の変化や予期しない出来事に対処する必要があるかもしれませんが、これは長期的な成長と安定に向けたプロセスの一部です。

個人レベルでは、ひとりひとりが自分の人生における革新や変化を再評価し、必要に応じて新たなアプローチを模索する時期となります。これは、自分自身の制限を超えて、枠をぶっ壊して、新しい生き方を探求するための貴重な時間となるでしょう。

影響の大きい天体の動き②

9/2、冥王星が水瓶座から山羊座へ戻ります。

先ずは、冥王星が水瓶座に入る「冥王星水瓶座の時代」についてお話ししますね。これは占星術の中で非常に注目される天体の移動です。

冥王星は、破壊と再生、変革、力、潜在的なエネルギーを象徴する天体です。冥王星があるサインに入ると、サインとは星座のことで、ここで言うところの水瓶座ですが、そのサインのテーマに関連する分野で根本的な変革や新しい始まりが促されます。冥王星は12星座を約240年かけて1周し、1つのサインを通過するのに約12~30年かかるため、その影響は非常に深く、長期的に社会に影響を与えます。

冥王星が水瓶座に入るのは2023年から2044年までの間です。逆行と順行を繰り返しながら、水瓶座と山羊座を行き来しますが、最終的に2024年11月20日に水瓶座に定着します。この期間は、「冥王星水瓶座の時代」として、私たちの社会や世界が大きく変わるとされています。

2023年3月23日水瓶座→2023年6月11日山羊座→2024年1月21日水瓶座→2024年9月2日山羊座→2024年11/20で完全に移行完了

そして今回、冥王星が9月2日に水瓶座から山羊座へ戻ります。この期間は、「冥王星水瓶座時代」への最終調整となり、不要な価値観や思い込みを手放し、新しい時代の流れに乗るという意識が重要です。

水瓶座とそのテーマ

水瓶座は、自由、革新、博愛、ネットワーク、技術、個性、平等などを象徴します。このため、冥王星が水瓶座に入ると、次のような変化が予想されます。

  1. 技術と科学の飛躍的進歩: テクノロジーや科学がさらに進化し、AIやバイオテクノロジー、宇宙探査などの分野で革命的な発展が期待されます。
  2. 社会的構造の変革: 権力構造や組織、政府のあり方が変わり、より民主的で分散化された形態が登場するかもしれません。中央集権的な力が薄れ、個人やコミュニティの力が増すでしょう。
  3. 個人の自由と権利の拡大: 個人の自由や権利、特にマイノリティや多様性が重視される社会へと進化していくでしょう。人権運動やジェンダー平等などのテーマがさらに重要視されます。
  4. 新しいつながりの形: インターネットやソーシャルメディアの進化により、人々のつながり方が根本的に変わり、よりグローバルでインクルーシブな社会が形成される可能性があります。

結論

冥王星水瓶座の時代は、技術革新と社会的変革が同時に進行し、私たちがこれまで経験してきたものとは異なる、新しい価値観や構造が生まれる時期と考えられています。この時代は、個人の自由や平等、そして革新的なアイデアが社会全体に大きな影響を与えると考えられています。

9/3乙女座新月のメッセージ

今回の新月は、乙女座11度で起きます。

新月が起きる乙女座は地のエレメントです。地のエレメントは、物事を形にして、現実的で安定したエネルギーです。そして、柔軟サインなので、状況に合わせて変化させ、物事を調整したり、適応するのが得意です。

今回、新月は10ハウスで起きます。10ハウスは社会参加、キャリア、職業、パブリックイメージなどを表わします。今回の新月で10ハウスに月と太陽があるということは、キャリアや社会的な役割、新たなプロジェクトに関する意識が高まる時期であることを示しています。この時期に、目標を明確にし、それに向けた行動を計画するのに適しています。

そして、乙女座は奉仕や使役のサイン、現実的で、細やかな視点で分析し、より良い方向へ調整・改善していくエネルギーです。

つまり今回の新月のテーマは、「社会の中で生きる自分をプロデュースする」です。前回の獅子座新月でスタートしたことがある方は、それを今度は社会というものに目を向けて、調整、改善を繰り返して、実用的なものにしていくというような感じです。

注意したいのは、この新月が4ハウスの魚座にいる土星と緊張の関係にあるため、家庭・居場所や情緒的な繋がりとのバランスを取る必要があると伝えています。土星は制約や責任を象徴し、魚座のエネルギーは境界を曖昧にするため、家庭やプライベートにおいて、きちんと境界線を引く必要があるということです。ワークライフバランスですね。昭和的にひたすらガンガン働くというのではなく、自分の人生をトータル的にみて、バランスをとるということ。気持ちの上でも切り替えが大切ですね。

また、乙女座のサビアンシンボルは「ベールを外された花嫁」

このシンボルは、物事の真実が明らかになる瞬間や、隠されていた本質が見えるようになることを示唆しています。花嫁のベールが外されることで、彼女の本来の姿が明らかになるように、何かが明確になったり、隠されていた才能や感情が明るみに出ることを示しています。また、真実と対峙して、受け入れることが重要であるため、現実を直視する勇気が求められる場面が起きることがあります。自分の人生をプロデュースするためには、自己理解の深堀りが必要ということですね。自分が本当に大切にしているものや、人生で何を追求したいのかを明確にすること。これが人生の土台となります。その上で自分の強み、弱み、興味、性格を理解し、これにより、自分にとって最適な道を見つけやすくなります。

9/5に火星が双子座エリアから蟹座エリアへ移動します。

これにより、振り回されるようなエネルギーが落ち着を取り戻し安定してきます。共感したい、繋がりを大事にしたいモードで、身内や友人を思う気持ちが増します。感情豊かになるのですが、人によっては感情が揺れやすく情緒面で不安定になる傾向があります。

この新月の影響を強く受け取りやすい人は、太陽星座、月星座、アセンダントが、乙女座、魚座、双子座、射手座にある人です。

乙女座新月の過ごし方

月と太陽が直接影響を受ける天体が少ないので、全体としてはどっしりと落ち着いた感じがします。そういうエネルギーの中でじっくり自分のこれからのことを考えなさいよと言われているような、そんな気がします。

1長期的な視点で計画する。/天王星や冥王星

 2025年をどんな年にするか?

今回は、社会に対する影響力が大きい天体の動きもあり、先を見据えた自分の働き方というものを再評価し、長期的な計画を立てることにふさわしい期間であるようです。10ハウスのエネルギーを活用して、働き方における新たな計画や目標を立てましょう。

2自分が立ち返る場所を整える

4ハウスの土星は、感情的な基盤や家庭生活に枠組みを作ることがテーマ。仕事と家庭のバランスを保ち、内面的な安定を確保することが、自己実現を支える鍵となります。自分が立ち返る場所を整える。

3調整・改善して行動に落とし込む。

乙女座の影響により、計画を実行するためのより具体的で詳細な計画設計や手順を練ることが重要です。乙女座は健康にも関わりが深いです。体づくりにも目を向けたいものです。また、災害が多い昨今、防災対策は定期的に見直し、家族と相談し合い、ズレが生じないようにしておきましょう。

1年はあっという間に過ぎ去っていきます。

5年、3年、1年、半年、3ヶ月、1ヶ月、1週間、1日、、、

手に入れたい理想を、なんとなく「だったらいいなぁ」と思いながら過ごすのはもったいない。この乙女座新月は、個人的な目標達成に向けた強力な推進力を与えつつ、家庭や内面の安定にもしっかりと目を向けるよう促しています。この時期をうまく活用することで、自己実現と内面的な充実を同時に実現することができるでしょう。