
2026年2月21日。土星と海王星のコンジャンクション が起こります。しかも舞台は、牡羊座0度。これは単なる天体の重なりではありません。「夢」と「現実」が、“個の誕生地点”で重なるということです。今回は、この意味を少し深く紐解いていきます。
牡羊座に入るということ― 集合意識の海から個へ
2星座は、魂の進化の物語だといわれます。
魚座までが「集合意識の海」。
境界が溶け、すべてが曖昧で、優しく、しかし輪郭のない世界。
そこから一歩、陸に上がるのが牡羊座です。
牡羊座とは、
・私はここにいる
・私は私として生きる
・私は始める
という衝動。
特に0度は、まだ何も形になっていない純粋な火種。
50代以降の人生でいえば、
「これからは自分の人生を生きたい」
その小さな内なる声に近いでしょう。
土星と海王星が重なるとき― 理想は試される

土星は現実、責任、構造。
海王星は夢、理想、精神性、無意識。
この二つが重なるとき、必ず起こるのは、
理想の再定義です。
・本物の夢は形になる
・幻想は崩れる
・曖昧さは通用しなくなる
しかも今回は牡羊座。
テーマは社会よりも先に「個」。
あなたは、
何を信じて生きるのか。
誰の価値観で人生を選んでいるのか。
その問いが、静かに差し出されます。
土星が牡羊座に滞在する意味― 自立の訓練
土星は約2年半、牡羊座に滞在します。
ここで問われるのは、
・覚悟
・責任
・主体性
「やりたい」ではなく「やる」。
土星は冷たい星のように感じますが、
実はとても誠実な星です。
本気で始めた人には、
ゆっくりと、確実に、形を与えます。
逆に、
他人任せのままでは前に進めません。
海王星が牡羊座に滞在する意味― 新しい精神性の誕生
海王星が牡羊座に入るのは約165年ぶり。
前回は19世紀半ば。
社会構造が大きく揺れ、新しい理想が生まれた時代でした。
牡羊座の海王星は、
・直感的なリーダーの誕生
・新しいスピリチュアルの形
・個人の魂の覚醒
を象徴します。
しかし同時に、
・理想の暴走
・自分が正しいという思い込み
・現実からの逃避
も起こりやすい。
だからこそ、土星との重なりは意味深いのです。
夢を地上に下ろすか、
夢に溺れるか。
その分岐点。
サビアンシンボル 牡羊座1度「女が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く」

この象徴はとても深い。
水は集合意識の海。
そこから女性が上がる。
まだ力強く自己主張する存在ではありません。
ただ「在りたい」という衝動。
しかし同時に、アザラシが抱きます。
アザラシは、
一度進化しながらも再び海へ戻った哺乳類。
それは退行、過去、恐れの象徴。
つまり、
前に進みたい衝動と
戻りたい安心感。
その両方を抱えているのが今。
芽はまだ柔らかく、
土を破ったばかり。
成功も、崩壊も、
どちらの可能性も開かれています。
今回のコンジャンクションの本質
テーマは
「存在への衝動を、現実にする」
派手な成功の話ではありません。
小さな芽の話です。
・もう我慢しない
・もう誰かの期待だけでは生きない
・小さくても始める
土星は問いかけます。
「それを、形にする覚悟はある?」
海王星は囁きます。
「あなたは本当は何者?」
そして牡羊座は言います。
「今、立ちなさい。」
50代以降の私たちにとって

この星の動きは、若さの挑戦というより、
人生後半の“再誕生”
です。
子どもや家族や社会の役割を超えて、
“私という存在”を
もう一度立ち上げる。
怖さもあります。
戻りたくなる夜もあるでしょう。
もそれは、自然な葛藤。
牡羊座1度の女性も、
一人ではなく、過去の象徴に抱かれながら立ち上がっています。
恐れを抱えたまま進む。
それが、今回の星の教えです。
終わりに
宇宙はゼロ地点に立ちます。
あなたは、
どんな存在として立ち上がりますか。
それは完成への道でしょうか。
それとも未分化へ戻る道でしょうか。
選択は、静かに始まっています。

